この日の放送では、「小学校で『学力分けクラス』、『学力関係ないクラス』子供がより成長できるのはどっち?」というテーマで出演者たちが討論に。番組では、「クラスは学力によって分け、それぞれの子供の習熟度に合わせて的確に学力を伸ばすべき」という論調のニュース記事を紹介した上で、出演者達にコメントを求めた。
これに株式トレーダーの若林史江氏は大賛成し、「ついていけない子達に向けて、ちゃんとついていかせるクラスっていうのがないと、小学校でつまずくと中学、高校ずっとつまずくんですよ」と、2人の子供を育てる母として私見を述べたが、これにマツコは被せ気味に「つまんない女になったね、ホントに」と、厳しい顔を見せた。
学力分けクラスに大反対だというマツコは「つまずいていいじゃん。勉強でつまずいたときに、勉強以外にやらなきゃいけないことを作ってあげる方が、私は本来の姿だと思ってるの。みんながみんな、大学受験に向けて、それだって日本の大学受験なんて暗記じゃん、ほぼ。それのためにさ、小学校から高校までずっとそのために勉強するシステムを作るのって、つまんない人間ばっかり量産することにならない?」と、反論した。
さらに反論は終わらず。マツコは「“つまずき”って何?って思うんだよね。何か“正しい形”みたいなものがあるから、それが出来ないことを“つまずき”ってみんな言うじゃん。でもそれが出来ないことが、果たして人間として劣ってることなのか?っていう。根本的な価値観を変えないと、日本って結局、こういう…ことになるんだと思う」「(学力別)クラス分けなんてしちゃったら、塾と一緒じゃん、もう。わざわざ学校を作る意味なんてもう…みんな塾行かせればいいじゃない、そしたら」「わがまま言う人は私立行かせれば良いんだよ」などと、熱弁。論争は平行線のまま、コーナー終了となった。
マツコの教育観には視聴者からも賛否両論の意見が噴出。ネット上でも《マツコ寄りの意見だな、私立なら学力で分けるのアリだと思うけど》《マツコは理想論すぎる。それで何も得られなかったら一生取り返せないし、基礎学力は必要だろ》と、論争が繰り広げられた。
受験教育的な学習だけでなく、それぞれの個性を尊重した教育の機会が平等に与えられるのは理想的だが、現状のシステムでは難儀かもしれない。
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Source: 芸能トピ