爆死状態から一歩抜け出せた要因は、裏番組『金曜ロードショー』(日本テレビ系)の〝爆死〟にあるようだ。
2006年に山下智久主演で実写ドラマ化されている『クロサギ』。大ヒットドラマのリメークとあって、初回の世帯平均視聴率は9.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)と好スタートを切った。
しかし第2話でいきなり7.3%に激減。その後、第3話7.5%、第4話6.9%、第5話6.2%と下がり続け、後がない状態で迎えた第6話だったが、なんと7.5%と急回復したのだ。
「ドラマ中盤には平野が来年でのジャニーズ退所を発表するなど、注目度が高まった『クロサギ』ですが、視聴率には結びつかず。このまま5%突入も時間の問題だったのですが、第6話という中途半端な回で急に視聴率が回復したのです」(芸能記者)
この回復には、裏番組の『金曜ロードショー』が大いに絡んでいるという。
金ローに逆転勝利の『クロサギ』
『クロサギ』放送の裏で、『金ロー』では新海誠監督のアニメ映画『君の名は。』や、永野芽郁×田中圭×石原さとみの豪華キャスト映画『そして、バトンは渡された』、大ヒットドラマの劇場版『あなたの番です 劇場版』などを放送していた。
そして11月25日にはアニメ映画『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が放送されたのだが…。
「『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の視聴率は5.1%と大爆死。それまで7%ほどの視聴率をキープしていた『金ロー』の数字が一気に下がったのです。その分、『クロサギ』に流れてきたのでしょう」(同・記者)
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』がアニメファン向けの作品のため、『クロサギ』と視聴者層がかぶっていないのも、『クロサギ』の視聴率が回復した要因と言えそうだ。
これからもオタク向け作品を中心に放送してくれれば、TBS金曜ドラマ枠は安定しそうだが…。
2022.11.29 10:33
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Source: 芸能トピ