番組は昨年10月、有吉弘行が漫画家の蛭子能収に会いに行く企画を放送し、同月度のギャラクシー賞月間賞を受賞した。
認知症を患う蛭子に対し、長年共演している有吉が、これまで通りの対応をする様が笑いと感動を呼んだ。
それからちょうど1年後の10月25日、番組はゴールデン進出初回SPとして、またも有吉と蛭子のロケを放送。前回、蛭子が語っていた「渋谷に行きたい」とのリクエストに沿い、2人でスクランブルスクエアをはじめとするスポットを訪れた。
途中、蛭子が大好きなギャンブルを辞めた理由について「負けるから」と明かすと、有吉は「やっと気付きましたか」「高い勉強代でしたね」と容赦なくグサリ。記念にお土産ショップで互いにプレゼントを買った際も、蛭子の品に「自分が欲しそう」と漏らした。
障害者福祉の見本と言われるほど大絶賛の嵐
その後、訪れたボウリングでも、有吉は「次、僕の番です!」「調子いいと全部自分なんだから…」「蛭子さんに勝ってめちゃめちゃ嬉しいです」など、蛭子を気遣う様子をにじませつつも、基本的には以前と変わらぬ厳しいイジリを展開。
互いの信頼感がなければできないこうした会話に、視聴者からは
《優しいね…私もだけど認知症の方に対する接し方難しいのよ》
《大丈夫かなと思いながら観ていたけど、有吉はさすがにうまい。そして出演した蛭子さんもすごい。こうしたことが、認知症に対する理解を深め、偏見をなくしていく》
《すっごくよかったなー。楽しくてすごくあったかい笑いがあって気持ちがほっこり。有吉さんはすごい人なんだなぁ。認知症のネガティブなイメージもひっくり返すとても良い番組でした》
《認知症になったけどTVに出たいと言う蛭子さんのちょいちょい怪しい行動を察知し気遣い、従来のように面白く弄るけど馬鹿にすると言う感じは全く無く明るい福祉を見たようでとても良かった》
《有吉クイズ見てたけど、有吉さんが認知症の蛭子さんをいじる対応が完璧すぎてビビる。認知症の対応としてもだし、芸人としてもパーフェクトだろこれ》
など、称賛の嵐が吹き荒れたのだった。
「『病気だから』と変に気を遣うのではなく、優しくしつつもこれまで通り接する姿勢が、人々の共感と感動を呼んだ模様。一見すると〝配慮〟に見えても、実は逆差別や嬉しくない行動だったりするんですよ。乙武洋匡氏然り、〝障がい者だから〟と全てに優しくするのではなく、不倫やモラハラなど人としてあるまじき行為をした時には、きちんと批判をすることこそが真の理解であり対等な関係なのです」(福祉ライター)
今回の放送もギャラクシー賞確実か!?
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Source: 芸能トピ