香川本人は8月の性加害報道を受けてMCを務める情報番組を降板するなど活動休止状態だが、今作は予定通り公開。
壇上では3人の合同監督を代表して佐藤雅彦氏(68)が不祥事の影響を考慮し、「告知がうまくできないと思うのでよろしくお願いします」と呼びかけた。
この日が一般の観客にとっては日本初公開となった「宮松と山下」。
〝主演不在〟の中、佐藤氏は会場の好評ぶりに「日本ではどういうとらえられ方をするか心配でしたが、プレスの取材も受けまして、私たちのやりたいことが伝わっていて安心しました」と本音を交えて明かした。
香川は記憶のない端役専門のエキストラ俳優を演じ、時代劇や現代劇で何度も殺される名もなき出演者を多彩な表現力で熱演。
先月、スペインで開催された第70回サンセバスチャン国際映画祭でプレミア上映され、佐藤氏と監督を務めた関友太郎(35)、平瀬謙太朗(35)の3氏が現地入り。
香川の演技に笑いや驚きの声が上がったという。
起用理由について平瀬氏は「端役という存在感のなさと、物語を引っ張る二面性が必要だった」と説明。
香川のキャスティングが決まってから、津田寛治(57)、尾美としのり(56)、中越典子(42)ら共演陣が決まった。
現場の香川について関氏は「顔の演技が想像以上にすごくて豊か。顔全体が可動域で、せりふの少ない台本ですが、すごい技術で感情を表出している」と「半沢直樹」シリーズでおなじみの〝顔芸〟に圧倒されていた。
それでも、ヒットのためにはプロモーション展開は不可欠。
主演は活動休止状態だが、佐藤氏は「いろいろありまして、告知がうまくできないんじゃないかなと思っていまして…みなさんにお願いしたいと思います」と作品力による〝口コミ〟に期待。
報道陣向けの写真撮影ではポスターとして〝登壇〟した香川との4ショットで盛り上げていた。
★新告知映像も公開
会場では60秒バージョンの新告知映像が初公開された。
さまざまなエキストラを演じる香川が各シチュエーションの衣装で「宮松と山下」と豊かな表情で連呼する内容で、津田や尾美、中越らも登場する。
短くまとめた30秒バージョンは27日から公開される。
香川照之映画、主演なき試写会 合同監督3氏苦悩…「告知がうまくできない」
https://news.yahoo.co.jp/articles/2812716624832f9d6938c9ae51ed55b2d5f62c71
続きを読む
Source: 芸能トピ