そこで本誌は、NHK朝ドラで「もっともおもしろくなかった」作品はどれかアンケート調査をおこなった。対象は、10年前の『純と愛』以降、『ちむどんどん』までの20作品。全国の20代以上の女性500人から回答を得た。
1位は、やはりというべきか『ちむどんどん』。全体の3分の1以上となる172票を集めた。その理由は
《ストーリーが支離滅裂。一貫性がない。キャストの良さを殺してる》
《とにかく脚本が酷くて主演女優のこれからが心配》
《沖縄の良いところ、歴史を伝えるのにもっとスト-リ-ができそうなのに残念だった》
など、ごもっともな意見。ストーリー展開や脚本に対する不満の声が目立った。
2位は、101票を集めた『純と愛』(2012年後期、主演・夏菜)。
《全体的に暗く、特殊能力とか意味不明だった》
《朝から重苦しい気分になった》
《女優が好きではなかった。脚本が酷く、言葉も汚く、内容もひどかった》
『女王の教室』『家政婦のミタ』などを手掛けた遊川和彦が脚本を担当。従来の朝ドラにはないエキセントリックな作品だったが、放送開始直後から「朝向きではない」などの批判がNHKに殺到、視聴率も低迷した。
この手のアンケートでは、比較的最近の作品が上位に来る傾向があるが、堂々の2位となった。インパクトの強さでは、朝ドラ史上1位かもしれない。
3位には、29票で『まれ』(2015年前期、主演・土屋太鳳)。
《今、思い出しても印象に残っているシーンがない》
《主演女優の演技がわざとらしく感じた》
この作品に関しては、ストーリーよりも、主演の土屋太鳳に対する厳しい意見が目立った。女性受けしない女優なのかもしれない。
4位は、25票で『あまちゃん』(2013年前期、主演・能年玲奈)。
《周りが評判以上に持ち上げていたように思う》
《脚本家が好きではないから》
宮藤官九郎脚本で、大いに話題を集めた作品にしては、意外な結果か。人気が高かったぶん、反発が大きいのかも。なかには《じぇじぇじぇしか覚えてない》という意見も。
5位は、22票の『カムカムエヴリバディ』(2021年後期、主演・上白石萌音、深津絵里、川栄李奈)。
主演女優が好きではないという意見が多いなか、《話についていけなかった》という声も。2カ月ごとに時代が変わる100年間のストーリーについていけなかったということだろうか。
以下、
・6位『半分、青い。』20票(2018年前期、主演・永野芽郁)
・7位『わろてんか』17票(2017年後期、主演・葵わかな)
・同7位『おかえりモネ』17票(2021年前期、主演・清原果耶)
・9位『マッサン』16票(2014年後期、主演・玉山鉄二、シャーロット・ケイト・フォックス)
・10位『エール』12票(2020年前期、主演・窪田正孝)
となった。残り10作品は、いずれも10票以下という結果となった。
ちなみに票がもっとも少なかったのは、『べっぴんさん』(2016年後期、主演・芳根京子)の4票。ここまで少ないと逆に、どんなドラマだったのかさえ憶えていないという可能性も……。
10月3日からは、福原遥主演の『舞いあがれ!』がスタートする朝ドラ。どんな評価を受けるのか、「ちむどんどん(=胸がどきどき)」しながら放送開始を待ちたい。
SmartFLASH 9/29(木) 16:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/f681d77aa23f5af5579aadc63156fcc0641553c5
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Source: 芸能トピ