テレビ朝日が4日後に、『羽生結弦感動をありがとう~終わりなき挑戦~』という緊急特番を放送した。
プロ転向に際して、これまでの軌跡を振り返りながら自らの言葉で未来を語る内容だった。
同選手をよく知る松岡修造・荒川静香・織田信成らとのトークと、同局が取材した映像で構成されていた。
ところが視聴率を放送直後に速報しているスイッチメディアの関東地区データでみると、NHK総合と民放キー5局の中では意外にも最下位だった。
冬季オリンピックで2大会連続金メダリストに輝き、各メディアも引退会見を大きく取り上げた話題の人だが、緊急特番は何故かあまり見られなかった。
その理由を、各種データから考察してみた。
7月23日の各局視聴率
羽生選手の緊急特番は、個人視聴率2.2%・世帯視聴率3.9%。
はっきり言って惨敗だ。
この夜の裏番組では、トップが日本テレビの『世界一受けたい授業2時間SP』で、個人5.8%・世帯9.0%。
緊急特番は半分にも満たない数字だった。
またNHKの『ニュース7』にはトリプルスコア、『ブラタモリ』やフジ『新しいカギ!2時間SP』とはダブルスコアに近い。
他にも『有吉のお金発見突撃!カネオくん』、テレ東の土曜スペシャル『かまいたちの名所名物先取り旅4』やTBS『炎の体育会TV』にも後塵を拝し、屈辱の最下位となってしまった。
同局の前4週平均と比べても3分の2ほどしか見られてない。
4週前『世界がわかる!動画祭り』、3週前『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』、2週前『池上彰のニュースそうだったのか!!』(以上は特番)、先週の『博士ちゃん』『ニュースそうだったのか』(以上はレギュラー)のいずれにも及ばなかったのである。
テレビ番組は、なぜ今放送するのかが問われる。
その意味では、競技者引退・プロ転向を表明したタイミングでの特番は、もう少し見られても不思議ではない。
残念ながら個人や世帯の視聴率からでは、本当の理由は全く見えてこない。
では個別の層の視聴率を検証してみよう。
まず年代別では、女性65歳以上ではまずまずの数字となったが、男性4~64歳では全層で最下位、女性4~49歳でも最下位だった。
どうやら羽生人気は高齢女性に支えられており、男性からの人気は壊滅的なようだ。
次に趣味趣向などの特定層で比べてみよう。
フィギュアスケートの選手だけあって、同種目を観戦するのが好きな人たちの間では横並び3位とまあ見られた。
ところがダンスやヨガをやっている人々の視聴率はブービー。スポーツに興味がある層では同率の最下位だった。
国際大会に出場した際には高い視聴率を叩き出すが、どうやらこれ個人に迫る番組には興味なしという視聴者が多かったようだ。
例えばタレント・芸能人に興味がある層も反応しなかった。
さらに娯楽番組が好きな人々の間では最下位に転落した。
番組の構成・演出がイマイチだったのかも知れないが、番組開始から90分以上最下位だったところを見ると、やはり羽生結弦選手に関心がないという視聴者が大多数だったようだ。
毀誉褒貶が激しいSNSの声
この辺りの事情は、SNSの声に表れている。
もちろん特番を評価する声も多数寄せられた。
「とってもよかった! 濃い二時間でした」
「プロアスリート羽生結弦様の笑顔が沢山見られて幸せでした」
「短期間でよくぞここまで… テレ朝様ありがとうございました」
「何だか元気になり、気持ちが前向きになり、もっともっと応援したくなりました」
「羽生結弦選手だけで2時間もつ凄さよ… 正直2時間でも足りないくらい」
ただしネガティブな声も少なくない。
傑出した存在にはアンチはつきものだが、19日の会見直後からそうした声がかなりあった。
「会見時の芝居がかった喋り方が苦手すぎる」
「マジであのナルシスト会見気持ち悪い」
「なんかいろいろ言ってたけど、何が言いたいのかよくわからんかった」
羽生結弦緊急特番 意外にも視聴率は最下位
~実力ピカイチ 人気は・・・?~
https://news.yahoo.co.jp/byline/suzukiyuji/20220724-00307065
>>2以降に続く
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Source: 芸能トピ