◆衝撃的な初回放送!「イカ天」を振り返る
川島:僕は子どもの頃から三宅さんの出ている番組を観ているんですけど、「イカ天」(「三宅裕司のいかすバンド天国」)は世代的にちょっと先輩なんですよ。だから、リアルタイムでバンドブームっていうのを体験していないんですね。
三宅:ほう。そういうことを言われるとドキっとしますね。
川島:「イカ天」の放送開始が1989年。毎週、とんでもないメンバーが出ていたんですよね?
三宅:そうそう。つっぱっている奴らがね。
川島:とんがっている人もいれば、たまさんのような、ちょっと一歩引いたような人も出ていたじゃないですか? いろんなことに対処するのがMCの仕事だと思うのですが、秘訣というか、何か心掛けていることはありますか?
三宅:まず、喋りやすくする空気にしなきゃいけないですよね。みんなつっぱっているけどね、やっぱり緊張してんのよ(笑)。
川島:初めてテレビに出る人もいっぱいいましたしね。
三宅:そうそう。(例えば、野球でいうと)キャッチャーがバッターのいろんなところを見るように、出演者の「これはネタにしないほうがいいな」「ここは突っ込んであげたほうがいいな」みたいなところを見つけていましたね。
川島:見つけることで、リラックスさせてあげる部分がありますもんね。いい距離感で「イカ天」をやられていたんですね。
三宅:「イカ天」第1回で“事件”があったこと、知っていますか?
川島:知らないです。
三宅:「ワイプ攻撃」って言って、審査員が出演バンドの演奏がもう充分だと思ったら、ワイプがどんどん画面が小さくなっていくんです。
川島:ほう!
三宅:そうなると、演奏をやめなきゃいけない状況になるんだけど、それに不満を持ったリードボーカルの女の子が「もう演奏させてくれないんですか!」と言って、下半身を丸出しにしたんです。生放送で全部脱いじゃった。
川島:いきなり!?
三宅:いきなり。司会者としては焦りますよ。
川島:しかも1回目の放送。まだノウハウも全員わかっていない状況ですよね。
三宅:そうよ。「なんてことをするんだ!」って俺は言って、カメラは俺の顔のアップになったの。第1回目でびっくりした出来事ですね。
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Source: 芸能トピ