フジテレビの深夜番組らしいシンプルな構成と演出で、曲を聴かせることに特化したように感じられた1時間の同番組。
平手友梨奈の新曲「bleeding love」のパフォーマンスは、番組中で唯一と言える圧倒的な存在感を放っていた。
カリスマ的な天才の狂気は健在
歌唱、ダンス、表情、衣装のすべてに彼女の魂が宿ったようなパフォーマンスには、わずか数分のなかで、事務所移籍後の音楽活動への本格始動を思わせる気迫があった。
その姿を見て安心したファンも多いことだろう。
かつて、アイドルという芸能界の王道で、ライバルとの熾烈な争いでしのぎを削り、大人たちと闘い、欅坂46を孤高のグループへと押し上げたカリスマ的な天才の狂気は健在だった。
そんな彼女が同番組で示したのは、シルエットの世界に光がさしたような、色がある場所の華やかさ。
パフォーマンスもそうだが、何よりもその格が違う存在感が際立っていた。
平手の新曲リリースにあわせたタイミングの番組だったが、彼女の新たなスタートを飾るにふさわしい姿を観ることができた。
クラウドナインの平手友梨奈へ高まる期待
一方、気になったのは、クラウドナインの所属アーティスト総出の番組であるにもかかわらず、番組演出にクラウドナインらしいカラーがなかったこと。
とくにクリエイターの紹介は並べただけで、テレビメディアでは通り過ぎてしまうだけのほぼ意味のないもの。アーティストや曲の紹介などもありきたりだった。
そこからは、クラウドナインのテレビメディアに対する意識と位置づけがにじんでいる。ではなぜ同番組を組んだのか。
それは平手の新曲を打ち上げるためだろう。Adoとのコラボは、事前にSNSやネットニュースをざわつかせていた。事務所の狙い通り話題を巻き起こし、「番組への注目度」=「平手新曲の露出」を高めた。
そうしたすべてから、クラウドナインが平手の音楽活動に大きく注力していくことが伝わってくる。ファンもそれを待ち望んでいた。
この先の動きに期待と注目が集まりそうだ。
平手友梨奈、音楽番組で示した格が違う孤高の存在感と表現力 芸能界の王道を闘い抜いた圧倒的オーラ
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/dcdc4f298406816bf15351c8a38936639df2f7c3
https://i.imgur.com/yWwS4kL.jpeg
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Source: 芸能トピ