クールな孤高の天才として、注目を集めていた彼女の勢いに陰りが見え始めている気もするが…。コラムニストでカウンセラーでもある堺屋大地さんは、平手友梨奈のことをどのように分析しているのでしょうか。
欅坂46脱退後、世界進出が期待されたものの…
2015年8月、14歳で欅坂46の一期生オーディションに合格し、2020年1月の脱退まで不動のセンターとして活躍していた平手友梨奈様。
2022年12月、「NAECO」に所属した際には「世界進出か!?」と注目されたものですが、昨月に契約終了。そして9月1日にはトップアーティスト・Adoらが所属する「クラウドナイン」への入所発表――ここが現在地です。
そんな平手様、欅坂46脱退後はソロ活動に注力。アーティスト(歌手)として2020年12月にリリースした1stデジタルシングル「ダンスの理由」は、YouTubeで970万再生(2024年9月5日現在)を超えており、その後も2曲のシングルを発表しています。
役者としては、2021年4月期の『ドラゴン桜(第2シリーズ)』(TBS系)で生徒役を演じ、2022年7月期の『六本木クラス』(テレビ朝日系)や、2023年10月期の『うちの弁護士は手がかかる』(フジテレビ系)ではヒロインに抜擢されていました。
売れっ子と呼ぶに充分なキャリアを積んでいると言えますが、「NAECO」所属時代に期待されたグローバルな活動はほぼなく、主な仕事は『うちの弁護士は手がかかる』出演ぐらいだったので、肩透かしを食ったというファンも多かったことでしょう。
また、たびたびネガティブな報道が出てしまうのも平手様の宿命。真偽は定かではありませんが、遅刻やドタキャンの悪評が飛び交っているのです。
欅坂46のMV撮影を世界観に納得できないという理由で当日にバックレたとか、主演映画の撮影現場に行かなくなり作品が頓挫したとか、とある仕事で「もっとレベルが高い現場かと思ってた」と愚痴っていたとか――そういった伝説には事欠きません。
以前なら、「彼女ほどのカリスマなら完璧主義でこだわりが強いから仕方がない」と好意的に解釈してもらえていたことも、最近は「いくら天才だからってワガママ・生意気・身勝手すぎる」と、ネガティブにとらえられることのほうが多くなってしまった印象。
どうして風向きが変わってしまったのでしょうか…?
それは、平手様は「天才」ではなく「天才風」だということ。そう、彼女は“天才っぽく見せるプロフェッショナル”なのです。
よくよく平手様のキャリアを振り返ってみると、実は個人ですごい実績があるわけではありません。
アーティストとしては主に“表現力”という曖昧な要素がフィーチャーされ、それを論拠として「天才だ!」と持て囃されてきました。けれど歌唱力は、決してヘタではないですが、ずば抜けてうまいわけでもなく、トップアーティストの域とは言い難いレベル。
作詞・作曲を全部行っているシンガーソングライターならば、歌唱力が飛び抜けていなくても天才と呼ばれることもあるでしょうが、たとえばソロデビュー曲「ダンスの理由」は、作詞は秋元康氏で、作曲は平手様を含めた3名の共作になっています。
他2人の作曲家との共同名義とは、これいかに…。「作曲ができるなんて天才だ!」と思わせるための演出として考えると、非常に秀逸です。
では俳優業のほうも見ていきましょう。
平手様の近年の主な役者仕事は『六本木クラス』と『うちの弁護士は手がかかる』ですが、演じたヒロインはなんとどちらも“孤高の天才”キャラ。
普段から「天才風」に振る舞っている彼女からすれば、その手のキャラクターが十八番なのは言わずもがな。イメージと真逆の役柄であれば真の演技力が問われますが、両作品とも平手様のタレントとしてのイメージとほぼ合致しているので、演技が酷評されるリスクは最小限だったことでしょう。
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悪評だらけの天才、平手友梨奈が遅刻やドタキャンを繰り返す本当の理由
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Source: 芸能トピ