お悩み解決掲示板に5月中旬、「息子の『ひろゆき』化が激しいです。」というスレッドが立った。スレ主の悩みはタイトル通りで
「なにかあれば『それってあなたの感想ですよね?』と」
「私は『それもあなたの感想ですよね?』と返していまのところは論破できてますが、そのうち新たな返しを息子が思いつくことが恐ろしいです」
というもの。「頭ごなしに叱るなどではなく、どうしたら息子を黙らせられるでしょうか」と今後の対応策を問いかけていた。(文:篠原みつき)
「じゃあその感想に対して何か不服があるのか説明してみろ」
スレ主は「ツイッターで同じように嘆いてる人を見ました」とも書いており、確かに最近ツイッターでも似たようなつぶやきが注目を集めていた。ちなみに筆者にも高校生の息子がいて、ひろゆき氏のYouTubeチャンネルを見ている。今のところ息子から、ひろゆき語録を言われたことはないが、言われたら嫌だなあと思う気持ちはよくわかる。
今回のスレッドでは、大人たちがあれこれ答えをひねり出しては盛り上がっていた。
「ひろゆきのまねしてるの?ときいてみる」
「『うん、そうなんだけど、アナタはどんな感想なのか聞かせて?』と、本人の意見や感想を求める」
といった声のほか、「そうだよと、じゃあその感想に対して何か不服があるのか説明してみろ」など直球の反論も多数寄せられた。ベストアンサーに選ばれたのは、
「そういうひねくれたことを言うのには、何かしら原因があるんじゃないかと考えて、自分が賢い事をアピールしたいのか、自分の考えを認めてほしいのか、(中略)大げさに心配して、子供の心を開かせようとしてみる」
という案だ。「そしたら、たぶんめんどくさくなって、言わなくなると思う」と助言していた。思春期の子どもにあえてウザがられるという方法で、スレ主も納得したようだった。
「ITに興味があり、堀江さんとかひろゆきさんとか好きみたい」
しかしスレ主の返信をよく読むと、息子さんは「プログラミングが好き」でパソコンを父親が与えており、「ITに興味があり、堀江さんとかひろゆきさんとか好きみたい」とのこと。ひろゆき氏を尊敬しており、「頭がよく、叱っても論破しようとしてくることが多い」というから、一筋縄ではいかない気配がある。
もちろん尊敬するのは自由だが、やはりひろゆき氏といえば人を見下してはばからない態度が気になってしまう。ひろゆき氏は自著の中でも堂々と
「僕は、周囲にいる人たちを基本『見下しモード』でながめています。」(『自分は自分、バカはバカ。――他人に振り回されない一人勝ちメンタル術』/SBクリエイティブ)
と書いていた。他人と一線を引いて自分のメンタルを守る術を説いた本なのだが、そうした不遜な態度だけマネされたら、親としてはたまらない。ただ、ひろゆき氏が子どもに絶対的な悪影響というデータはなく、こうした親の心配も、「それってあなたの感想ですよね」と論破されてしまいそうなのが辛いところだ。
https://news.careerconnection.jp/news/135326/
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Source: 芸能トピ