「サンデー…」は2017年10月に東山紀之氏(57)をメインキャスターにスタート。当時、同局の午前中は日曜だけニュース番組がなく、その空白を埋めるべく政治や芸能、スポーツなど多様な情報を伝えてきた。だが、東山氏はSMILE―UP.の社長就任に伴い昨年9月に降板。同局の平石直之アナウンサー(49)が後任となった。
同局関係者は番組終了について「東山さんを番組の顔として始まったので、彼不在で続けるのは厳しかったのでは」と話した。同時に「『グッド!…』の好調も背景にあると思います」と指摘した。
「グッド!…」は13年9月末スタート。昨年度、7時台年度平均視聴率で、個人全体4・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し初の同時間帯民放トップに躍り出た。世帯視聴率も7・8%を記録。独自情報を届ける姿勢に局内外から高評価を得ている。
好調ぶりを受け、今年4月に土曜日にも進出。それまで9年間放送したTOKIOの城島茂(53)がメインキャスターの「週刊ニュースリーダー」の枠を引き継いだ。当時、この改編を同局も「グッド!…」の視聴率向上による曜日拡大と説明していた。
新たに始まった土曜の放送も午前7時台は視聴率7%台(世帯)で、他の民放各局を圧倒。篠塚浩社長も5月の定例会見で好調の要因を「(平日と)同じフォーマットで見やすくて分かりやすいということだと思います」と分析。1週間のまとめニュースなどを流さず、平日のスタイルを貫いた。
今回の拡大を、別の同局関係者は「土曜の成功を受けて日曜日への拡大に踏み切ったのでしょう」と説明。「『サンデー…』も視聴率は悪くないが他局に負けている。勢いに乗る番組でトップを狙いにいくと思います」と話した。同局広報部は本紙取材に「今後の編成に関しては、お答えすることはありません」とコメントした。
《朝の情報番組では異例》
○…「グッド!モーニング」が達成する“全曜日制覇”は、朝の情報番組では異例だが、同局の他の時間帯で先例がある。夕方には「スーパーJチャンネル」があり、夜帯では「報道ステーション」(平日)と「サタデーステーション」(土曜)と「サンデーステーション」(日曜)の“ステーション”番組があり、局の強みとしている。
スポニチ[ 2024年7月6日 03:00 ]
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Source: 芸能トピ