『週刊プレイボーイ』で連載中の「ライクの森」。人気モデルの市川紗椰(さや)が、自身の特殊なマニアライフを綴るコラムだ。今回は、2024年の上半期に市川紗椰が発見したことについて語る。
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2024年も半分が過ぎつつあるところで、上半期の発見!シリーズです。
まずは、ちょっと自分に引いた発見。突然ですが、「々」という字をどうやって打ってますか? スマホやパソコンの機種にもよる上、昔からの癖や慣れもあるせいか、世の中の「々」の出し方ってけっこうバラバラな気がします。「おなじ」の変換で出すのが無難なんですかね? 「どう」で出す方も多いと思います。iPhoneの場合は数字の「8」を上にフリックするのもスマート。噂では、「さい」や「また」でも「々」を打てると聞いたけど、成功したことがありません。
通称の「ノマ」と入れるのが正解と豪語されたこともありますが、私が「ノマ」と打っても「々」が”召喚”できないケースが多いので信用してません。信用できるのは、「々」が入ってる単語を打って、必要のない文字を消す方法。市川調べ(12人に聞いた)では、「多々」「久々」と打って「多」「久」を消去している人のほかに、なぜか「佐々木」と打つ人が4人いました。「々」を使った単語はたくさんあるのに……。
そこで、私がいつもどうしているのかをあらためて意識したら、私は毎回「神々」と打ち、「神」を消してました。予測変換をたどると、「人々」と打ってから「人」を消したこともあるようです。神も人も消し去る自分、なんか引く。
続いての発見は、考え方が変わった便利アイテム、ウエアラブルメモ。こちらはその名のとおり、身に着けることができるメモ帳です。イメージは、子供の頃にあったパチンと手首に叩きつけて巻くブレスレットに近いかと思います。これを使えば、急に思いついたことを速攻で書き留められるし、作業しながら素早くメモが取れる。忘れがちな用件を書いて視界に入りやすくすることもできます。
しかも、水に濡れても消えない! でも消しゴムで消える! シリコン製の素材に油性ボールペンを使うので、指でこすって消して繰り返し書ける。って、そんなに書くことないんですけど……。昔、ある人に「手の甲にメモを取る人は信頼してはいけない」という謎の格言を言い残されましたが、ウエアラブルメモのおかげでその偏見から解放されました。
ちなみに、何も書いてない、真っさらな状態のものを巻いてたら、「ケガしたの?」と聞かれてしまいました。
さらなる発見は、Netflixで動画を探しているときにたまたま見つけた、ナイキとのフィットネス動画シリーズ。15~30分のワークアウト動画が、なんと約20本も。初心者用の基礎動画から『コアを鍛える2週間』など、動画のレベルもさまざま。Netflixを見る=ダラダラするだったけど、その前に10分の動画をラジオ体操感覚で挟むのもよさそう。まだやってないけど……。
自分でちゃんとやっているものだと、Nintendo Switchの『Fit Boxing 北斗の拳 ~お前はもう痩せている~』がヒットですね。『北斗の拳』の世界観で行なうフィットボクシング! 世紀末身体創(カラダづくり)伝説! だそうです。オススメは大量のザコをパンチし続ける「ザコバトル」。おかげで今年の夏はノースリーブが似合う腕になりそうです。
https://wpb.shueisha.co.jp/news/lifestyle/2024/06/28/123682/
●市川紗椰
1987年2月14日生まれ。米デトロイト育ち。父はアメリカ人、母は日本人。モデルとして活動するほか、テレビやラジオにも出演。著書『鉄道について話した。』が好評発売中。下半期はどんな発見があるのやら。公式Instagram【@sayaichikawa.official】
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Source: 芸能トピ