1: なまえないよぉ~ 2024/06/17(月) 11:33:47.92
新曲「コロンブス」のMVが強い批判にさらされ、公開からすぐに配信停止となった人気バンド、Mrs.GREEN APPLE(ミセスグリーンアップル)。コロンブスの描き方に注目が集まりがちだが、「共演」のベートーヴェンに関しても問題あり、という指摘も――ベテラン音楽ライター、神舘和典氏のレポート。
(略)
コロンブスもさることながら、ベートーヴェンが先住民にピアノを教えるというのも、悪い意味でかなり刺激的なものだったと思う。アメリカの歴史や社会的な流れに無知であったとしても、ポップミュージックの歴史を考えると無神経だと批判されうる描写だった。
もともとロックは、ブルースやソウルから生まれた。ロバート・ジョンソンやオーティス・レディングらはみな黒人。マイノリティの人たちから生まれた音楽だ。
初期のロックンロールも、チャック・ベリーやリトル・リチャードなど黒人のミュージシャンが生み出したものだ。その後に登場したビートルズやローリング・ストーンズやエリック・クラプトンのような白人のビッグネームの多くは黒人の音楽を愛し、憧れ、リスペクトした。
ロックについて「黒人文化の搾取によるもの」という批判すらある。最近ではラップでもそうした見方をする向きもいる。
だが、実際にはミュージシャンたちは多くの場面で仲良く、人種の壁を越えて交流、共演してきた。それは前提にリスペクトがあったからだ。
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Source: 芸能トピ