では飲食店経営のほうはどうでしょうか。一昨年3月にオープンした焼肉店「牛宮城」は、予約が取れない大繁盛店として多数のメディアで報じられていたことを記憶されている方も多いでしょう。ですが、最近は週末含めてすんなり予約を取れることが多く、以前のような常に満席状態とはほど遠い様子。筆者も一度「牛宮城」で食事をしたことがあり、美味な肉に舌鼓を打ったものですが、リピーターの獲得に苦戦しているのかもしれません。
「牛宮城」は渋谷の一等地に店舗を構えているためテナント料が非常に高く、それでいて上質な肉を原価率高めでリーズナブルに提供しているとのこと。そのため、赤字にはなってはいないのかもしれませんが、宮迫さんがウハウハになるほどの大幅な黒字化はできていないのではないでしょうか。
また、宮迫さんが監修という形で携わっているオムライス専門店「オムサコライス」が、昨年12月に渋谷でオープンしていますが、こちらは世間的認知度の低さが玉に瑕。
“世界一おいしい宮迫家のオムライス”というキャッチフレーズを引っ提げての出店だったものの、メディアで取り上げられたのはごくわずかで、SNSでバズッているわけでもないようです。
開店当初こそ行列ができることもあったようですが、現在はすんなり入れる時間帯が多い模様。「牛宮城」がオープンしたときとはメディアの注目度も世間の関心度も雲泥の差で、実際に本稿を読むまで「オムサコライス」の存在を知らなかったという人も多かったでしょう。
■謎の高額サービス「顧問制度」開始
YouTubeがジリ貧で飲食店経営も暗雲が立ち込めている状態ですので、宮迫家の家計事情が心配されるところ。
宮迫さんは昨年9月に出演したイベントで、テレビに出ていた当時は貯金額が「数億円」あったものの現在は「億はない」と発言。また今年5月に自身のYouTubeチャンネルでも、「(「牛宮城」「オムサコライス」を手掛けているため)世間の人って儲けてると思ってるんよね。全然やっちゅうねん」と現状を吐露していました。『アメトーーク!』などで活躍していたテレビスター時代と比べると金銭的に窮しているようです。
そして迷走感を強めたのが最近新たに開始した事業。
経営者といった富裕層向けの「トーク顧問制度」なるサービスをスタートさせたのです。
宮迫さんと月1回のお茶、3カ月に1回の飲み会でトーク指導してくれるというもので、料金は月額50万円、年間一括払いの場合は500万円。
粗品さんは自身のYouTubeチャンネルの人気企画「1人賛否」で、この「トーク顧問制度」について、「宮迫が人に教えれるお笑いのことは一つもないな」、「高すぎるな~」と批判を展開。けれど、そんな超高額な価格設定ながら、すでに数件の年間契約が結ばれているとのことですから、さすがのネームバリューといったところでしょう。
このサービスが軌道に乗れば年間数千万円の収入を確保できそうですから、「トーク顧問制度」が宮迫家の経済状況を大きく助けてくれるかもしれません。
ただ飲食店経営や「トーク顧問制度」などに注力しすぎている印象は否めず、宮迫さんが迷走していると見る向きも多いのは事実。
副業で利益を上げるのは素晴らしいことですが、それで本業がおろそかになるのは本末転倒。昔からのファンのなかには、本業の「お笑い芸人」として活動をもっと見たいと願っている人もいるはず。
宮迫さんはここらでひとつ、原点回帰で“お笑い一本に絞る”という選択をするのが、英断なのではないでしょうか。
続きを読む
Source: 芸能トピ