すでに、東京公演は3月に東京国際フォーラムで行われており、今月25日にはBlu-rayの発売も予定されている。今回は追加公演として、大阪・フェスティバルホールにて開催。チケットは9160円で、追加公演というあたり、好評だと予想できるが…。
「端的に言って、かなり厳しい集客です。2日間の公演はともに当日券が販売され、会場を埋めるには至らなかった。キャパシティは2700人とさほど大きくない箱でこれとは…」(アイドルライター)
6月4日に発売された玉井のミニアルバム『colorS』は、6月3日付のオリコンデイリーアルバムランキングで初登場1位を獲得。だが、その推定売上は4090枚と、ウィークリーで1万枚に達するか微妙な見込みだ。
「ももクロといえば2014年、女性グループとして初の国立競技場ライブを行い、2日間で11万人を動員。2016年~17年には有安杏果、佐々木彩夏ら当時のメンバーが、ソロコンサートでも横浜アリーナや日本武道館で公演していた。それを考えると、メンバーが違うとはいえ、2700席でも埋まらないのは、あまりに寂しい」(音楽関係者)
「タレントパワー」とは何だったのか…
大規模な会場での実績もさることながら、ももクロといえばタレントパワーの高さでも知られている。その力は具体的に数値化されており、ファン内外でもしばしば話題に上がるほどだ。
「タレントパワーは一種の人気バロメーターになっています。DmMiX社の調査によると、ももクロは今年の女性音楽グループ部門2位。『日経エンタテインメント!』の調査でも、昨年の女性アイドル部門で百田夏菜子が首位を獲得し、アーキテクト社の2022年のランキングではメンバーが1~3位を独占しています」(メディアリサーチコンサル)
いわば今回の空席劇は、これらの輝かしい数字が実人気とは異なることを如実に示したと言える。
「ここ数年はメディア露出が減ったことやメンバーの結婚・離婚などもあり、グループの勢いが確実に下がっている。ソロコンと言ってもグループ人気は影響するのだから、グループでの集客に陰りが見えれば、必然的にソロの動員も苦しくなるものですよ。そもそも、全盛期だって地方では空席が目立ち、東京でしか満員にできませんでしたからね…」(元ももクロファン)
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Source: 芸能トピ