原田氏にまつわる情報が取り沙汰されるようになったのは、3月に俳優の松崎悠希がTwitter上に投稿した、次のようなツイートがきっかけだった。
<原田眞人による俳優へのパワハラエピソードがどんどん出てくるんだけど、なんでこれが「面白エピソード」みたいに紹介されてんの?俳優仲間に聞いても「脇役をゴミのように扱う」ってみんな言うんだけど。なんで放置されてんの?>
<原田眞人の新作映画『ヘルドッグス』で、原田眞人による脇役俳優(主演級には激甘らしいですね!)や撮影スタッフへのパワハラを防止する、どのような「新たな措置」が取られたのか知っている方は教えて下さい>
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一連の告発について当サイトが原田氏に見解を問い合わせたところ、次のような回答を得た。
【原田氏の回答】
先ず松崎氏のTwitterの投稿に関してですが、映画関係者から、こんなことを書いている人がいるとの連絡があり、一部を読みましたが、事実を曲解もしくは事実無根の誹謗中傷だったので、現在製作中の映画会社スタッフとも相談中であり、松崎氏に対するコメントは差し控えます。ただし、このままTwitterの投稿が削除されないようであれば、法的手段をとらなければいけないだろう、という認識です。それを踏まえて、質問事項にお答えします。
Q1「現場スタッフ&端役へのパワハラを常態化している」「脇役をゴミのように扱う」に関して。
そのような事実はありません。現場で大声を出すことはあります。日本映画の撮影現場は、『関ヶ原』のようないわゆる大作であっても、ぎりぎりの予算、ぎりぎりのスケジュールで撮っています。撮り直しがほぼできないことを前提として撮るわけで、効率よく進めるための緊張感はあります。数百人のエキストラが出演する群衆シーンで助監督が勘違いして、監督とは別の指示を出すこともあります。その場合は大声で修正します。私が怒る時の声の多くは「違うだろ!」の一声です。怒り続けるわけでもありません。怒るときは、現場を進めるためであって、現場を停滞させないことは映画監督の使命の原点です。
端役への扱いでいえば、100の端役があったとして、1人か2人、演出プランとは違うことをやって、私が注意指導を行わなければならないときもあります。松崎氏は「主役には激甘で脇役もしくは端役に厳しい」というようなことを投稿していたと記憶していますが、これは事実をかなりねじまげた表現です。
中略
Q2「現場での暴力や暴言などのパワハラが常態化、それに耐えかねて現場を離脱するスタッフが出ることもある」
暴力をふるったことなどなく、暴言もありません。現場を離脱するスタッフが出ることはありますが、大抵が本人の事情です。私に怒鳴られたからやめた、というスタッフがいたという記憶はありません。スタッフの大多数は、原田組の現場は愉しい、と言ってくれます。
『突入せよ』の問題部分は、2002年当時の私の愚かさに起因しています。現場での出来事を逐一ブログに書くことにスタッフが反発し、私自身も反省して謝罪しました。当時は、映画をめざす若者に、現場で何が起きているかをリアルタイムで伝えたい、という気持ちがあって、日々の出来事を書いてしまったのです。これは映画監督としてのルール違反であることは明白でした。
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Source: 芸能トピ