しかし、残念ながらチャレンジは失敗。その失敗した張本人がメディアに登場したことで、再び話題となっている。
2017年の紅白から始まった“けん玉チャレンジ”は、2023年で7回目。
三山の歌唱中にステージ上の参加者たちが連続でけん玉の「大皿」にチャレンジし、最終的に歌い終わった三山まで繋げて、ギネス記録を狙うというものだ。
「10人目までの失敗は再挑戦可能」というルールで、昨年は3人目のパンサー・尾形貴弘が一度失敗するもチャレンジは続行。その後、16人目の参加者が失敗したが、最後の三山までつなぎ、一旦はギネスの公式判定員が「認定」としていた。
しかし、その後、番組中にNHKの高瀬耕造アナウンサーが「改めて映像を確認したところ、残念ながら失敗していました」とけん玉チャレンジに失敗していたことを報告した。
今回失敗した参加者は、けん玉YouTuberユニット「もしかめブラザーズ」のしゅんさん。
元々は補欠要員として、けん玉チャレンジへの参加をオファーされ、本番前日の12月30日に正式に参加することとなったという。
しゅんさんは、ウェブメディア『AERA dot.』の取材を受け、1月18日にその記事が公開。さらに同日にはTBS系バラエティー番組『ラヴィット!』に生出演し、失敗した瞬間について「頭真っ白です」とコメントした。
また、その後一旦“成功”とアナウンスされた際も、「生放送は止められないです」とのことで、自分から失敗したとは言えなかったという。
失敗した参加者がバッシングされる懸念
紅白では毎年恒例となっているけん玉チャレンジだが、1人の失敗で企画をつぶすことになりかねないということで、参加者にとっては相当なプレッシャーだろう。
「参加者が全員芸能人であれば、失敗したところでいくらでもフォローできますが、一般人となるとなかなか難しい。その責任を参加者に押し付けるようなことにもなってしまいます。また、もしも失敗した場合は、その参加者がネットなどで叩かれてしまうこともありえます。今回は失敗したのがYouTuberだったということで、いろいろな形で振り返る機会があったのは、とてもよかったですよね。また、ネット上でもバッシング的な意見はあまりなく、むしろそんなプレッシャーの掛かることをやらせるのはどうなのかという、同情的な意見も多かったようです」(テレビ局関係者・以下同)
すでに7年連続で行われている恒例企画とはいえ、そもそも歌唱中にけん玉チャレンジを実施すること自体の是非も問われ始めている。
「三山ひろしさんの出番のときは、カメラもけん玉チャレンジのほうを追っていますし、もはや誰も歌を聞いていないのではないかという雰囲気ですからね。本来の“歌合戦”ということを考えると、番組の主旨からズレているとも言える。そのうえ、一般参加者の負担が大きすぎるのであれば、この企画はやめたほうがいいという声も聞こえてきます」
また、けん玉チャレンジへの参加者が、いろいろな形で注目の的となっているのも事実。今後、“ただただ話題になりたいだけの売名目的の参加者”が登場してくる可能性すらある。
「今回失敗したしゅんさんは、事後のフォローをするという意味も込めて、いくつかのメディアに登場しました。本当であれば、こういったことがないほうがいいわけですが、“メディアに出られるかもしれない”と思って、売名行為としてわざと失敗する参加者が出てくる可能性は否定できないでしょう。
また、わざと失敗しないとしても、リハーサルと違う動きをして、目立とうとする参加者がいてもおかしくない。そういったリスクがあるのは間違いないですね」
紅白歌合戦「けん玉チャレンジ」一般参加者への負担が大きすぎて、その是非が問われる 「売名目的」のリスクも
https://news.yahoo.co.jp/articles/21489c0de2ee709ba7f143e104c5e1578854a7d5
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Source: 芸能トピ