その渦中で沈黙を続けてきた元妻でバイオリニストの末延麻裕子さん(36)がついに重い口を開き、離婚について語った。後編では、祖母でさえ末延さんと対面させなかったという「チーム羽生」の存在に触れるが、前編ではまず末延さんの言葉を紹介する。
東京都内の最低気温が2度を記録したクリスマスイブの朝、寒空の下を行き交う人々の中でも、ひと際目を引くほどハッキリとした顔立ちで、モデルのようにスラリとしたスタイル。白を基調とした上品な服装や柔らかい物腰などと相まって、可憐な令嬢という印象だろうか。
彼女は自分の背丈の半分近くはあろう楽器ケースをしっかり背負い、演奏の際に着用する衣装が入っているのだろうか、大きなキャリーケースを華奢な細い腕で懸命に引いている。
彼女の名はバイオリニストの末延麻裕子さん。プロフィギュアスケーター・羽生結弦の前妻でありながら、その存在は羽生サイドから明かされず、彼女自身も沈黙を守り続けてきた。
結婚前から気鋭のバイオリニストとして活動してきた彼女は、現在都内に拠点を置き、バイオリンと重いキャリーケースを抱えて電車移動の日々を送っているという。
「今は前向きに頑張ろう、頑張ろうという気持ちで進んでいるので……」
終始思いつめたような表情を見せながら、彼女はそう口を開いた。
「今は、それぞれ別の未来に」
振り返れば11月17日、羽生が自身の公式SNSで突然「離婚宣言」を表明したのは、入籍発表からわずか105日という異例の早さ。これが世間に衝撃を与えたのはご存じの通りだ。
そこで改めて離婚の理由を末延さんに聞くと、一つ一つ慎重に言葉を選びながら、こう話してくれた。
「申し訳ないのですが、個人的なことですので……。本当に、本当に、私から何もお話しすることはできないんです……。それだけしかお伝えすることができず、本当にごめんなさい」
続いて、
「本当に、あの、ちゃんと離婚をしましたので。今は、それぞれ別の未来に進んでいますから」
プロスケーターである前夫との決別を、初めて彼女が自らの口で公にした瞬間だった。
「誰とも連絡を取っていませんでした」
結婚から離婚に至るまで周囲に漏らさず秘密を守ってきた一方、一般人として扱われることに不満はなかったのか尋ねたところ、
「母にもそうでしたし、誰とも連絡を取っていませんでした。それしか言えません。すみません……」
羽生家の一員となって抑圧的な扱いを受けていたのではないかと聞いても、
「それは、全然っ……。何と言っていいか、よく分からないんですけど、本当に個人的なこと、プライベートなことなんで、お話をすることができません。前向きに頑張っていきたいので。はい。頑張ります」
アーティストとして音楽活動を再開する考えはあるのかどうかについては、
「今、それもいろいろと考えつつ……あの、考えています。ハイっ」
最後の質問では、今までにない笑みを見せてくれた末延さん。後編では、祖母でさえ末延さんと対面させなかったという「チーム羽生」の存在に触れる。
「前向きに頑張ろう、頑張ろうという気持ちで…」 羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんが初めて語った本心
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Source: 芸能トピ