旧ジャニーズについては、性加害問題という事実を重くみたスポンサー各社が〝ジャニーズ離れ〟に動くに至って、民放各社もタレントの起用などに慎重な姿勢を示すようになっていた。
「多くのテレビ局は、社名変更と再発防止、被害者の救済の確実な実施を求めていました。社名変更が現実となり、マネジメント業務から撤退するなど対策が進む中、テレビ各局がどの段階で起用を認めるかが注目されています」と女性誌編集者は話す。
そんな中、日本テレビの石沢顕社長は23日の定例記者会見で、旧ジャニーズについて、「少しずつ課題解決が進んでいる。道筋を付ける努力をしていると感じる」と一定の評価を示したのだ。
さらに一部メディアで報じられた嵐の櫻井翔の「news zero」降板についても、石澤氏は変更はないとした上で、「どんどん変化している中で、ちょっと前の物差しで判断するのは違うのではないかと思う」とも述べている。
「旧ジャニーズの動きを評価するということは、簡単にいえば所属タレントの起用についても支障はなくなりつつあるということです。櫻井の続投をめぐる発言からみても、日テレは旧ジャニタレント起用へのハードルを下げてきたといえるでしょう」と先の女性誌編集者。
NHKは9月27日の会見で、補償や再発防止の取り組みが十分と判断されるまで所属タレントの新規起用を見合わせる基本方針を示して以降、そのスタンスを崩していない。紅白も例外ではなく、今年は出場者ゼロの可能性も指摘されているほどだ。
「逆にいうと、補償がしっかりされれば、当然のように起用は再開されるということ。そして、その判断に、今回の日本テレビの評価も大きく影響すると思われます。日テレにならって、他の局も同様の判断を示してくることになれば、なし崩し的に旧ジャニタレントの起用も解禁されることになるでしょう。NHKもそれを狙っているといえます」と先の女性誌編集者は指摘する。
改名の効果があったのか、テレビ局側が甘いのか。
2023.10/26
https://www.zakzak.co.jp/article/20231026-IQWUAKBLQNJ4TCELBNOCVY5MGA/
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Source: 芸能トピ