NHKの稲葉延雄会長が27日、東京・渋谷の同局で定例記者会見を行い、ジャニーズ事務所所属のタレントについて「新規の出演依頼は行わない」と明言した。
同氏は「契約ですでに決まっているタレントさんはそのまま出演いたしますが、新規の出演依頼については被害者への補償について、再発防止への取り組みが着実に行われていることを確認されるまでは行わないという基本スタンス」と説明。この方針は「本日から」とした。
その後行われた山名啓雄メディア総局長の会見では、大みそかのNHK紅白歌合戦は〝新規の仕事〟という扱いであるため、ジャニーズタレントの出場は「現状ではゼロになる」とした。
昨年の紅白には関ジャニ∞、KinKi Kids、King&Prince、Six TONES、Snow Man、なにわ男子の計6組が出場。突出した出場人数は〝ジャニーズ枠〟と揶揄されている。
ネット上ではNHKの判断に「当然の措置」「ほかのTV局がどうするか見もの」と評価する声が上がる一方で「ジャニーズが出ないんだったら見ない」「視聴率ワースト確定」といった意見も聞かれる。
芸能プロ関係者は「紅白としてはジャニーズ勢がいなくなるのは痛い。視聴率もそうだが、曲の合間の特別コーナーへの貢献度も高かった。ジャニーズグループは人数も多いし、ステージに上がると華やかに見えるんですよね。ジャニーズ枠がゼロになり、どうやって帳尻を合わせるのだろうか」と話す。
ジャニーズ勢の抜けた穴は誰が埋めるのか――。
すでにK―POP勢の増加や、演歌第7世代を推す声も上がっているが、時代の転換期を象徴するのなら、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の「新しい地図」の3人だろう。
「ジャニーズが紅白に出れず、ジャニーズを辞め、一時期〝不遇の時代〟を歩んだ3人が出るのだとしたら、大きなインパクトになります」とは音楽関係者。果たしてどうなるか。
ジャニーズ勢の紅白出場ゼロ! NHK方針発表で大荒れ「視聴率ワースト確定」の声
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Source: 芸能トピ