ストリートピアノの相次ぐ撤去の裏に“弾いてみた”系YouTuberの存在?「目立つために派手な演奏」“営利目的”の利用は禁止のはず

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1: なまえないよぉ~ 2023/08/14(月) 10:05:49.75
路上や公共スペースに設置され、誰でも自由に弾くことができるストリートピアノ。その発祥は2008年のイギリスといわれており、日本では2011年に鹿児島県鹿児島市の鹿児島中央駅一番街商店街で設置されたのが初めてとされる。

ストリートピアノ情報サイト「だれでもピアノ」によると、2018年を節目に国内のストリートピアノ文化は急速に発展し、2023年8月時点でその数は600ヶ所以上となっている。この背景について音楽ライターはこう語る。

「ここ数年、『ハラミちゃん』や『よみぃ』といったストリートピアノを演奏して爆発的な再生回数を記録する、いわゆる“弾いてみた”系動画のYouTuberが増えています。
そうした影響で市民の人たちから『ウチにもストリートピアノを設置してほしい』という要望が高まった結果、全国的に設置数が増えたのではないかと思います」

この流行に乗って、JR加古川駅も昨年11月にストリートピアノを設置したが、今年5月、わずか半年で撤去されてしまった。同市のスポーツ・文化課の担当者は、撤去理由について「騒音に関するトラブルが改善されなかった」と説明する。

「設置当初から利用時間やマナーに関する張り紙は掲示しているにもかかわらず、『午後9時以降も演奏している人がいる』『ピアノをガンガンと叩きつけるように弾いていてうるさい』『禁止している歌唱をともなって演奏している』などの苦情が相次ぎました。
これを受けて翌月から音量を抑える器具を取りつけ、注意書きをピアノ自体に貼るといった対策を行いました。
しかし、一部の利用者による迷惑行為はなくならなかったため、『このまま続けていくのは困難』と判断し、撤去を決定しました」

ストリートピアノ撤去の陰にYouTuberの存在

また、苦情は騒音問題だけではなかったようだ。

「『脚立にスマホを設置して長時間ピアノを弾いている人がいて、順番がまわってこない』『ピアノ近くの歩行者が映るようにスマホを設置していて、自分が映っていないか不安だ』といった演奏者の動画撮影に伴う意見も多く寄せられました。
私たちも直接見てはいないので、その方たちがYouTuberだったかどうかはわかりませんが」(同)

今年3月から利用休止になっている名古屋駅直結の商業施設、JRゲートタワーに設置されたストリートピアノの担当者も「トラブルの原因のひとつに、YouTuberの存在があったのではないか」と振り返る。

「実際に見たわけではないので断定はできませんが、施設関係者に話を聞くかぎり、スマホで撮影しながら鍵盤を強く叩くなど、派手な演奏をしている方がいたとは聞いてます。
当施設は名古屋の中心地で人も多い。そのため、パフォーマンス重視の演奏をしてしまい、苦情につながってしまったのではないか、と我々も推測しています」

動画の撮影について「演奏者のみ映るかたちであれば問題なし」としている自治体も多く、SNSでの事前告知やチケットの販売、投げ銭といった営利利用しないかぎりは、YouTuberの撮影を許可しているところも少なくない。

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https://shueisha.online/newstopics/154063

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Source: 芸能トピ

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