■「今どきは録画や見逃し配信で両方見ることができる」
視聴率についての報道に疑問を呈する声は、ドラマの視聴率がニュースになるたびに上がってきた。4月期の他のドラマについての記事に対してもあった。4月19日に一部メディアがニュースサイトに配信した、同じ曜日、同じ時間帯に放送された「私のお嫁くん」(フジテレビ系)と「それってパクりじゃないですか?」(日本テレビ系)の視聴率を比較した記事に対しては、
「今どきは録画や見逃し配信で両方見ることができるんで、こういうのを対決だの勝敗だのと煽っても視聴者にとっては何の意味もない」
「そもそも今の視聴率は正しい数字を反映していない」
といった、視聴率が客観的なデータとは呼べないのではないかとする声がコメント欄に投稿されていた。
「視聴率には意味があるのか?」「視聴率を報じることに意味はあるのか?」といった問いに対し、放送コラムニストの高堀冬彦氏は取材に、視聴率のうち「世帯視聴率の報道には意味がないと言えます」と指摘。その理由として、「『何軒で観られたか』を調べるもので、視聴者総数すら分からないからです」と説明する。続けて、「個人視聴率は1%が関東で約42万人。はっきりしています。男女別、年齢別などの視聴率も出ます。コア視聴率(13~49歳の視聴率)も個人視聴率を使って出します」と指摘。2020年3月末以降、個人視聴率の調査が全国で適用されるようになっていることから、
「もう世帯視聴率なんてテレビの現場では使われていないのです。新聞も個人視聴率と世帯視聴率を併記するようになりました。その大半は個人視聴率優先です。いずれは個人視聴率に一本化されるでしょう」
と、近年の動きや変化にも触れた。「もう世帯視聴率の時代ではないことが浸透されるべきです」との考えも示した。その一方で、視聴率を報じることに意味はあると指摘する。高堀氏は1つ目として、
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https://www.j-cast.com/2023/06/21463734.html
2023年06月21日19時26分
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Source: 芸能トピ