3月に参院議員を〝クビ〟になると、ガーシー容疑者は
「日本に一生帰国しない覚悟ができた」
と宣言。日本の警察は同容疑者の国際指名手配に動き、旅券返納命令まで出して逮捕にこだわった。
「そんな日本の警察をあざ笑うかのように、ガーシーは滞在先のUAE・ドバイで悠々自適な生活を送っていました。ツイッターやTikTokのアカウントは凍結されましたが、自身のオンラインサロン『ガシル』で会員と交流を持っていました」(容疑者を知る人物)
ガーシー容疑者は現地でゴールデンビザを取得しており、最低1年間は現地に滞在することは可能とみられていた。
ところが、急転直下の逮捕劇。警視庁は帰国の経緯について
「UAE当局が措置を講じた結果で、自主的な帰国ではない」
と、あくまで出頭ではないと強調。詳細は「相手国との関係がある」として明らかにしていない。
取材を進めると、風向きが変わったのはここ1ヵ月。全国紙社会部記者によると
「ガーシーの国際手配は当初『青札』だったが、ここにきて強制力を伴う『赤札』に変わった。これを受け、ドバイ当局が動き、一方的に日本行きの飛行機に乗せたというのが真相。その裏では日本の警察やドバイに影響力のある人物による〝働きかけ〟があったとされる」
という。
ガーシーも気配が変わったことを察知していたようだ。SNSでは最後まで生き残っていたインスタグラムのアカウントが凍結され、「ガシル」の更新は4月末から滞っていた。
「発信者情報をたよりにドバイでの居場所を突き止められるのを異様に警戒していた。UAE当局が動いていることを人から伝え聞いていたようだ。その不安が的中し、帰国当日は当局の〝指示〟に抗うことなく、ドバイをあとにしたようだ」(同・社会部記者)
ガーシーは帰国後、成田空港で日本の警察に逮捕された。集まった報道陣の前で時折、不敵な笑みを浮かべる場面もあったが、今後は厳しい取り調べが待っている。
「ユーチューブでの強気な大阪弁口調は仮の姿で、素のガーシーは繊細で、心配性。ドバイに逃亡したのも、自分の人生プランにおいて、逮捕、勾留、最悪のケースでは収監という〝時間的ロス〟に恐怖したから。それが現実のものとなり、戦々恐々としているだろう」(芸能プロ関係者)
ガーシー容疑者は暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)、名誉毀損、威力業務妨害、強要の疑いで逮捕状が出ている。最も重い罪は常習的脅迫(人を傷害していない場合)で3ヵ月以上5年以下の懲役となる。
実業家の堀江貴文氏は、NHK党・立花孝志氏とのユーチューブ配信で
「大した罪じゃない。認め方次第ですけど、認めりゃ保釈ですよ。普通に執行猶予付き事件」
と実刑は免れると予想。一方、ガーシー容疑者と交流がある福永活也弁護士はユーチューブ上で
「勾留されたまま公判が維持されるんじゃないか。法定刑がそこまで重くないが、実刑の可能性がある」
と〝一発実刑〟になると指摘した。
前出のガーシーを知る人物は
「ホリエモンはただの名誉毀損事件と勘違いしている。複数の容疑が二重三重にもかかっており、心証も悪い。
海外逃亡を自発的にやめなかった時点で、少なくとも保釈のハードルは高い。さらに当局は表に出ていないガーシーの関係先を捜索し、資金の流れを調べていた。新たに容疑が加わる可能性もある」
と語る。
ガーシーは以前、日本の警察に捕まったら「懲役5年も覚悟している」と語っていたそうだが、それも現実になるかもしれない――。
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Source: 芸能トピ