「どうする家康」のレズビアン側室に時代考証を務めた専門家は「脚本を読んで驚いた」「女性同士というのは聞いたことがありません」

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1: なまえないよぉ~ 2023/04/01(土) 22:03:07.40
 先日放送されたNHK大河ドラマ「どうする家康」が、同性愛を扱った脚本で物議を醸(かも)している。時代考証を務めた名誉教授も驚いたそうで。

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「どうする家康」第10回「側室をどうする!」は、いわば「箸休め」にあたる回だった。大混乱に陥った三河一向一揆を無事おさめた松本潤(39)演じる徳川家康だったが、次いで側室選びという難題に突き当たる。正室である瀬名(せな)の推薦もあり、侍女の一人・お葉(よう・北香那〈きたかな〉)との間に娘をもうけるが、なぜかお葉の様子が怪しい。実は彼女はレズビアンで、別の侍女と相思相愛だったのだ。家康に触れられると「吐きそうになる」と告白し、側室を辞退してしまう――という筋書きで、「側室オーディション」が開催されるなどコメディー色が強い脚本だった。

ネットでは議論が噴出

 しかし、この回が放送されるやネットでは議論が噴出。ツイッターには、

〈大河ドラマにいきなりLGBT配慮をぶっこんでくるのは違和感しかない〉

〈お葉がレズビアンだったのは史実なの?〉

 といった困惑の声が広がることになった。

 なぜこのような話になったのか、あるNHK局員が語る。

「いまのNHKは若い視聴者を増やすのに必死で、積極的に時流を取り入れようとしています。しかしもともとNHKが好きな若者には、報道やドキュメンタリーなど硬派な番組を好む人が多いといわれている。そのため今度の唐突な『LGBT回』も“視聴者に刺さっていないのでは”と局内で賛否両論なのです」

「さすがに驚いた」

 実は、昨年の大河「鎌倉殿の13人」でも、源実朝(さねとも)が同性愛者として思い悩む姿が描かれ、NHKの“戦略”が見て取れる。

 ドラマ評論家の成馬零一(なりまれいいち)氏が分析するには、

「近年は男性同士の恋愛を描いた『おっさんずラブ』のヒットに始まり、性自認の葛藤を描くドラマも珍しくなくなってきました。そのためマツジュンや岡田准一(織田信長役)などジャニーズ目当てで『家康』を見ている女性視聴者も、こういった脚本にさほど忌避感はないと思います。今回脚本を務める古沢(こさわ)良太氏には時代劇の経験がほとんどありません。NHKとしては、これまでの大河と違う新しい雰囲気を期待しているということでしょうね」

 しかし、あくまで舞台は戦国時代。歴史学者という「プロ」の目にはどう映るか。同作で時代考証を務める静岡大学名誉教授・小和田哲男(おわだてつお)氏に聞いた。

「10話の脚本を読んだ時には、さすがに“えっ”と驚きました。この時代には男同士の恋愛はタブーではなかったのですが、女性同士というのは聞いたことがありません。ただお葉の人柄までは今に伝わっておらず、時流を踏まえた上でこういう脚本になったのだろうとOKを出しました」

決してありえないことではない

 NHKの番組「歴史探偵」でレギュラーを務める歴史研究者の河合敦(かわいあつし)氏も、決してありえないことではないと解説する。

「側室となったお葉は女の子(督姫・とくひめ)1人しか産まず、その後長い間公的な記録には登場しません。たまたまなのか、何か“事情”があり家康と距離があったのかはよく分かりませんが、そこを逆に生かして今回の『LGBT』設定につなげているのでは」

ワイド特集「あけてびっくり玉手箱」より

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2023年04月01日
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Source: 芸能トピ

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