小倉さんはシングルマザーとして3人の子供を育てながら受験勉強を進め、第一志望の早稲田大学をはじめとする複数の大学を受験した。
■「1人で子育てしてなかったら、今の時点で大学に行こうとは思わなかったかな」
小倉さんはかつて放送されていたバラエティ番組「100%!アピールちゃん」の企画で大学受験を決めた。受験コンサルタントなどに協力を仰ぎながら、早稲田大学教育学部教育学科をはじめとする6校の合格を目指していた。
企画は後継番組「月曜の蛙、大海を知る。」に引き継がれ、受験勉強を続行。6日の放送では、411日間・合計2102時間に渡るという受験勉強の成果を発表した。
小倉さんは39歳になって受験に臨む理由について、「1人で育てていかなきゃいけない。私が1人だから、子どもたちができないことがあったら嫌だな。もっといろんなことを学ばなきゃって思って。1人で子育てしてなかったら、今の時点で大学に行こうとは思わなかったかな」と説明した。
高校2年生で芸能界入りした小倉さんには、10代の頃に十分勉強していなかったコンプレックスがあるという。
小倉さんは1年超にわたって、家事や育児、タレント業と並行しながら勉強に打ち込んだ。番組で紹介されたスケジュールの例は次の通り。
朝5時には起床し勉強を開始。7時には子供の朝食を作りながら参考書を読み、8時には自習室にこもり勉強。午後はテレビ収録の合間にもスマートフォンを活用して勉強し、帰宅した18時には夕食を作り、21時には3人の子供を寝かしつけ、子供が眠る部屋で勉強に取り組んだ。
年末年始には、現役学生らと並んで冬季講習にも参加した。
「共通テストの点数があまりにもひどくて」
受験した5校のうち、初めに公表された津田塾大学の不合格の文字を確認すると、小倉さんはしばし呆然とした表情を浮かべた。ビデオ通話をつないだ講師から「小倉さん、本当大丈夫? 投げやりに見えるんだけど……」と声をかけられると、
「でもどうしようって思ってます。もうちょっと(点数)取りたかったなって……」
と答え、目頭を拭った。気持ちを切り替えてほしいとする講師の言葉に「共通テストの点数があまりにもひどくて」と涙をこぼした。
「私もう嫌なんですよね。もういい歳なのにメンヘラな感じがヤダ。泣いてばっかりでもう無理」と冗談めかしつつも、なかなか気持ちを切り替えられないとした。
次に受けた白百合女子大学の受験後、結果を見て心を乱されたくないとした小倉さんは受験が終わるまで合否の確認をしないとした。しかし、自宅に分厚い封筒が届き合格を確信した小倉さんは、初めての合格に息子たちと飛び跳ねて大喜びした。
「カメラの到着を待って封筒を開けてほしい」とするスタッフの連絡にも気づかず、開けてしまったという。
結果的には、第1志望の早稲田大学教育学部は不合格。白百合女子大学は合格、学習院女子大学は補欠合格、津田塾大学と学習院大学、成蹊大学は不合格だった。
担当講師も「ゆうこりんは本当にすごいです」
小倉さんの受験企画をめぐり、SNSでは否定的な反応も一部で上がった。
「受験を舐めてるとしか言いようがない。芸能人がこうやって冷やかし半分で受験するのマジでやめてほしい」「これで早稲田とか本気なのかな」とするツイートなどだ。なかには、30万回以上表示されるなど拡散した投稿もあった。
その一方で、批判を諌める声や、タレント業と家事・育児と並行し受験勉強に取り組んだ小倉さんの努力を賞賛する声も目立っている。
3/7(火) 12:09配信
J-CASTニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/92c18c33d6b969793347ea05876eda917b52f6e3
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Source: 芸能トピ