逮捕されたのは、無職の武田将之容疑者(39才)、会社員の永沼信之介容疑者(32才)、アルバイトの柏原幸成容疑者(30才)、税理士の安土義和容疑者(74才)。逮捕容疑は、容疑者らが出資金の元本を保証して配当金を支払うと約束し、広島県内の50~60代の5人から計6億7000万円を預かったというもの。広島県警は、容疑者らが2014年9月から今年8月にかけ、20都府県の約240人から計40億円を集めた可能性もあるとみている。綾瀬はるかの名前が広告塔として使われたこの事件。彼らはどんな手口で巨額の出資金を集めたのか。
<続報>
ほかの出資者は返金されず、解約もできない状況が続いていた。次第に彼らの怒りの矛先は安土義和容疑者(74才)の“集金スキーム”に向き始めた。
「安土容疑者の仲介で億単位の大金を預けたご夫婦がいるのですが、そのふたりは2020年夏頃に安土容疑者から招かれた会合で“投資話”を信じてしまったんです。というのも、その会の場に綾瀬さんもいたからです。国民的女優の彼女の前でされた投資話だから、疑いようがなかったと言っていました。会の最後には、安土容疑者のすすめで綾瀬さんと写真も撮ったそうです」(被害者)
その後この夫婦も返金が滞り、現在、容疑者らを相手に返還訴訟を予定している。裁判には、会合で撮影した綾瀬との写真を安土容疑者の“集金手口”の証拠資料として提出するという。ほかにも、安土容疑者から「お金を出してくれたら、綾瀬はるかと2人きりでの食事をセッティングするから」と持ち掛けられた人もいた。
捜査関係者によれば、お金を預けたという人に話を聞くと、投資話を信じた理由として「綾瀬はるか」の名前を挙げる人は少なくないという。安土容疑者は綾瀬を利用しつくす算段だったようだ。
「出資者だけでなく、武田容疑者にも柏原容疑者にも綾瀬さんを紹介し、写真を撮っていた。柏原容疑者はその写真を大事に自宅に飾り、“おれは綾瀬はるかと結婚する”と豪語していたこともあった」(全国紙社会部記者)
綾瀬が安土容疑者の事務所を訪れたのには訳がある。
「綾瀬さんの実家にとって安土容疑者とは3世代にわたっての長いつきあい。相続から資産運用まですべて相談する関係だった。安土容疑者はそこに付け込んだ。いつか綾瀬はるかを利用しようと虎視眈々と狙っていたのかもしれません。
安土容疑者は犯行グループのキーマンだった。彼らの生命線は出資者を集めて“投資”の軍資金を手に入れることですが、その役割を担ったのは安土容疑者。綾瀬さんの存在を利用しながら、地元の富裕層に海の物とも山の物ともつかぬ投資話を信用させ、“投資”の軍資金を集めていったわけです。
2020年の春頃には、広島市内のステーキ店で綾瀬と安土容疑者が食事をしている。
「地元で人気のお店で、開店前に特別に開けてもらっていました。貸切で店内は2人きり。込み入った話をしていたとか。安土さんは綾瀬さんのために、最上級の和牛ヒレ肉を用意していました」(ステーキ店の関係者)
綾瀬の所属事務所は写真撮影など利用された経緯をこう説明する。
「安土容疑者から資産の運用についてアドバイスがしたいと連絡があり、綾瀬は母親の付き添いで安土容疑者の税理士事務所に伺いました。事務所には面識のないかたが数名おり、安土容疑者から頼まれて写真撮影に応じたとのことです。安土容疑者以外の人が事務所にいることは、事前に聞かされていませんでした」
国民的女優を利用した巨額投資トラブルを、“地方の小さな事件”で終わらせてはいけない。
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Source: 芸能トピ