人気中堅声優の見本市!?
ラブコメ漫画の大家・高橋留美子が世に送り出し、80年代にアニメ化された際も大ヒットした「うる星やつら」。完全新作となるTVアニメ版では、キャスト陣も旧作から一新されるようだ。
まず物語の中心となる諸星あたるとラムは、それぞれ神谷浩史と上坂すみれが担当。幼馴染にして元祖“暴力系ヒロイン”とも言える三宅しのぶは、内田真礼が演じる。
また高橋留美子作品でありがちな、癖のある2枚目キャラ・面堂終太郎を演じるのは宮野真守。暗い場所に閉じ込められた際のお決まりの台詞「暗いよ狭いよ怖いよ~」など、怪演を見せてくれそうだ。
その他、ラン役の花澤香菜、サクラ役の沢城みゆき、錯乱坊役の高木渉、レイ役の小西克幸、おユキ役の早見沙織など、キャリアと知名度を兼ね備えた人気声優が集結している。
キャスティングの違和感などもなく、SNSなどでは《声優さんが疎い私でも分かるくらいに豪華》《はやみんのおユキさんは完全に解釈一致》《制作陣の失敗したくないという思いがヒシヒシと伝わって来る》《リメイク版うる星やつらが令和版銀河声優伝説》《何という声優ドリームチーム…お祭り感が半端ない》といった声が上がっていた。
キャスティングがアラサー世代狙い?
「うる星やつら」自体が伝説的な作品ということもあるが、旧作の高いハードルを超えるために、ネームバリューがある声優を集めたのかもしれない。
ただ、一部の声優ファンからは、《新人声優を育てる気概がない感じする…大作なのに》《これでもかと言わんばかりの人気中堅声優てんこもり博みたいになってきて、今はむしろ心配になってる》といった声が。すでに名の知れた声優だけで固めたキャスティングに、不安を抱く人もいるようだ。
たしかにキャスト陣を見返すと、ケーブルテレビの「うる星やつら」再放送で育ったであろうアラサー世代に刺さるキャスティング。ほとんど名が売れていない新人声優はもちろん、今が旬の売れっ子新人声優すら抜擢されていない。
旧作ファンを納得させることもビジネスとして大事だが、せっかく一新して新規ファンを狙うつもりなら、旬の声優も起用するべき… という意見もわからなくはない。
このままではアラサー世代が懐かしむだけのアニメになってしまう恐れがあるが、より若い世代を取り込むことはできるのか。今後も令和版「うる星やつら」に注目したい。
2022年9月14日
『うる星やつら』新作アニメ声優はアラサー向け!? 新人&若手声優の冷遇に疑問も…
https://myjitsu.jp/enta/archives/112020
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Source: 芸能トピ