「視聴者を馬鹿にしちゃいけないよ」“テレビ離れ”はなぜ起こる?坂上忍(55)が感じた“圧倒的に変わったこと”

エンタメ
1: なまえないよぉ~ 2022/09/13(火) 06:33:53.15 _USER9
『バイキング』MCとして2010年代のフジテレビ「昼の顔」をつとめた坂上忍さん。テレビの“凋落”について語った

「結局、本気に勝るものはないし、数字にも反映する」坂上忍が芸能界に50年いてたどり着いたこと から続く

 約半世紀にわたって芸能界で活躍を続ける坂上忍さん。その間、インターネットにスマートフォン、YouTubeにサブスクサービスと、まさに“娯楽の王様”だったテレビを取り巻く環境は大きく変化。“テレビ離れ”がささやかれるようにまでなった。

 最前線に居続けた坂上さんは、この“凋落”の原因をどこに見ているのか――。

◆◆◆

■“テレビ離れ”はどこからくるのか

――昨今“テレビ離れ”が進んでいるように感じます。テレビを主戦場にしている坂上さんは、この現状をどのように捉えているのでしょうか。

坂上忍さん(以下、坂上) “時代の流れ”や“時代に合ったルール”というのは、いつの世にも存在しているわけですけど、圧倒的に変わったなと感じられるのは、その流れやルールに抗ったり、戦う人間が減ったということ。これがテレビをダメにした一番の要因だと思いますね。

――戦う人間がいないから似たような番組が増えてしまうなど、結果テレビに求心力がなくなっていると。

坂上 そうですね。例えば農家さんは、毎年同じ品種を育てながら「こうやったらもっといい味や風味が出るんじゃないか」って試行錯誤しているわけですよ。この姿勢が進化を促すわけだし。でも、テレビの世界は「流れに抗っても変えよう」という気概がなくなりつつあるような気がしますね。

 僕は「若い人は戦え」とも言うけど、この業界で本当の意味で戦わなくちゃいけないのは中高年の方だと思うんですよ。若い人たちに煙たがられてナンボ。上司にも疎まれながら、ギリギリのところで抗わなきゃ。そうして若い人たちに「戦う隙間はどこかにあるはずだ」って成功例を示してあげないと。

 これができないとテレビはもっとつまらなくなると思いますね。おじさんたちは戦いながら、討ち死にする覚悟で頑張ってもらいたいなって。

(略)

■“自主規制”と“生ネタ”の間で…テレビの現在地

――とはいえ今もテレビが優位性をもって活かせるモノは“生ネタ”だと思うんです。例えば大きな事件や天災があれば、多くの人がまず情報源としてテレビを点けます。坂上さんも生ネタを扱う『バイキング』という情報番組をやっていましたが、そこに難しさはありましたか。

坂上 難しさというよりも、出演者が勝手に自分でやりにくくしてしまうことはありましたよね。

 スタッフから言われてもないのに「生の情報番組だから、ここまで言ったら迷惑がかかるかな?」といった自主規制っていうんですかね、自主規制をするのはテレビ局の判断だから勝手にやればいいんですよ。だから出演者は無責任に腹を括れたら、そんな難しいことはないのかなって。

■「視聴者を馬鹿にしちゃいけないよ」

――確かに、話しているうちに、結局それでなにを主張しているのかわからなくなるコメンテーターもいる気がしますね。

坂上 ありがちなのが、話を振って、最初は威勢よく持論を語る。これで終わればいいんですけど、その意見にハレーションが起こるのを恐れて、自分で自分をフォローし始める。それだと尺が倍かかるわけですよ。

 じゃなくて、あなたが右側に振れたら、必ず僕が左側に振れる人に話を振るので、そこはビビらずやってくれればいいってこと。その殻を破れない人は淘汰されていっちゃうというか。

――バランスを保ち進行するためにMCとして坂上さんがいるわけですからね。

坂上 視聴者を馬鹿にしちゃいけないよってことですよ。自分でフォローを入れたって、こういう人なんだってもうバレてますからね。そんな気にしなくていいんですよ。あとはこっちで時間調整はしますから。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

9/13(火) 6:12配信 文春オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/7db45fc3f4a40b33d3451d6393850f10e30c319f

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Source: 芸能トピ

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