《中森 HZ ROOM》
じつはこの一軒家こそ、歌手の中森明菜(57)が、新たな自宅住所として新事務所「HZ VILLAGE」の登記に記載した場所だった。別の近隣住民は、この住所についてこう話す。
「あの家は、地元で長く続く会社を経営している方の家族が住んでいて、近所に別の豪邸もお持ちです。でも、音楽関係や芸能関係のお仕事に関わっているとは聞いたことがありません。ましてやここは、埼玉県まで徒歩10分という都心から離れた場所。中森さんほどの有名人が住まわれるとはとうてい思えません」
歌手デビュー40周年を迎え、新たな個人事務所設立を発表したのは8月30日のこと。ツイッターの公式アカウントを立ち上げ、中森は本格復帰への意思を明らかにした。同時に、東京・港区内にオフィスを構えたことが明らかになっている。
明菜が新たに住所を定めた一軒家は、築27年の3階建て。玄関には「中森」ではない名前の表札も並び、もともと別の一家が住んでいるようだ。明菜はここに居候している、ということなのか――。
9日、この家から出てきた男性に話を聞こうとしたが、何を聞いても「嫌です」と、ひと言返すのみだった。
近所に住む、この一家の親族も困惑の表情を見せる。
「あそこは、会社員の父親と専業主婦の母親、それに成人した子供が2人いるごく普通の家族だよ。中森明菜が同居しているなんて話は聞いていないが、事実だとしたら、たんに友達なんじゃないか。ここは東京都の端っこだけど、べつに、明菜が住んだっていいじゃないか」
謎は、縁もゆかりもない土地に引っ越したことだけではない。中森の新事務所の監査役を務める弁護士との関係も、まったく見えてこないのだ。一部では“敏腕弁護士”と報じられているが、いったい彼は何者なのか。同氏について、法曹関係者が語る。
「彼は地裁の調停委員の経験があり、家族、相続問題のエキスパート弁護士です。ただ、芸能界とはまったく関係のない方のはずですが、どうして中森さんの事務所の監査役になったのか、不思議でなりません」
この弁護士に、中森の新事務所設立と復帰の経緯を問い合わせると、次のような答えが返ってきた。
「前事務所において5年間活動休止状態が続いており、このまま前事務所にいても活動の見込みが立たない。中森の活動を待っていただいているファンのご期待に沿えるとは思えなかったことから、中森が前事務所との契約関係を解消し、新たに『HZ VILLAGE』を設立する決断をしたものです」
ところが、肝心の中森と知り合った経緯や新居については、「回答できません」と、にべもない返答だった。
中森の近況については、謎が深まるばかりだが、はたして本格復帰は実現するのか。力強い口調で意気込むのは、あるNHK関係者だ。
「NHKは、中森明菜を『紅白』で復活させるというプロジェクトチームを組んでいて、万全の体制でサポートしていく予定です。まずは7月に、明菜さんの『伝説のコンサート』を放送しましたが、さらに、11月から年末に向けて、特別枠でスペシャル番組を予定しています。明菜さん自身からも『すべてをさらけ出します』という覚悟の言葉をいただいています。今回は、NHKも彼女も本気ですよ」
一方、強引な事務所独立を不安視する声もある。多数の楽曲の原盤権を持つワーナーミュージック・ジャパン社員はこう語る。
「中森さんは、若いころから何度もトラブルを起こし、世間を騒がせてきました。それが、この数年は前マネージャーで、恋人といわれたK氏がそばにいて公私にわたる支えがあったのか、目立ったトラブルはありませんでした。ところが今回、K氏との別れを選んだと聞いています。監査役に就いた弁護士を含め、新事務所スタッフがどこまで中森さんを精神的に支えることができるかは未知数です」
自宅を庶民の街に移し、明菜の復活は本当に実現できるのか。
続きを読む
Source: 芸能トピ