最近のゲームソフトの価格を目にして驚いたという投稿が大手質問サイトに寄せられ、反響を呼んでいます。「知らないタイトルでもこんなに高額なの?」という素朴な疑問から始まった議論は、現代における娯楽の価値とは何か、という本質的な問いにまで発展。娯楽における価格の妥当性についてさまざまな意見を寄せています。
寄せられた回答を見ると、歴史的にはゲームの価格は以前より下がっているという指摘も多く見られました。「スーパーファミコン時代は新品が1万円を超えていた」「ファミコン時代から高いソフトはそれくらいの値段でした」との声が複数寄せられました。なおかつ、物価上昇を考慮すると、実質的な価格は大きく低下していると見ているユーザーもいるようです。
一方で、現在のゲーム価格に対して「高い」と感じる声も少なくありません。「基本無料のスマホゲームが当たり前になったいま、コンシューマーゲームの価格は確かに高く感じる」との指摘や、質問者が投げかけた「知名度の低いゲームの高額な価格設定」に対して共感を寄せる回答者もいました。
しかし、遊べる時間という観点から見ると、むしろ「安い」との分析も示されています。「7000円のゲームを100時間遊んだ場合、1時間あたり70円」という具体的な計算が示され、映画館での映画鑑賞(1回2000円で約1.5時間)と比較すると、娯楽としての費用対効果は高いとの見方が提示されています。
また、ゲームの内容やボリュームによって、価格の妥当性は大きく変わるとの指摘もありました。例えば『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』のような大規模なオープンワールドゲームでは、メインストーリーだけでも50時間以上、やり込み要素を含めると数百時間遊べるケースもあります。そうしたタイトルと、クリアまで10時間程度の小規模なゲームを同じ価格で比較するのは難しいとの声が上がっています。
ソフトウェア開発の観点からは、「むしろ安過ぎる」という分析も示されています。
「最近のゲームはスタッフロールも非常に長く、開発に関わる人員も膨大。音楽、グラフィック、プログラミング、シナリオなど、さまざまな専門家が数年かけて制作している」との指摘があります。
また、「基本無料のソーシャルゲームですら、開発には数億円の費用がかかることもある」という声も。そうした開発規模やコストを考えると、7000円から9000円程度の価格設定には一定の妥当性があるとの見方も示されています。
しかし、忘れてはならないのは、ゲームによって得られる価値が大きく異なるという点です。例えば『マインクラフト』は、自由な創造性と無限の遊び方で数千時間以上遊べる一方、HD-2D版『ドラゴンクエストIII』のような完成度の高いリメイク作品は、クリア時間は数十時間程度でも、懐かしさと最新技術が融合した新しい体験を提供してくれます。ゲームの価格は単純に「高い・安い」では測れず、その体験の質と量を総合的に見る必要がありそうです。
(中略)
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Source: 芸能トピ