これは、今年7月に東証グロース市場に上場された人材サービス業『タイミー』のCMのこと。橋本は2018年11月から同社の”顔”となり、今年で6年目を迎える。いわゆる”スキマバイト(スポットワーク)”を急成長させた過程に、橋本の貢献度は非常に高いと言えるだろう。
その慣れ親しんだ橋本の『タイミー』のCMが、突如ファン層も年齢も違う中居に変わったわけだから、戸惑う声が出たのも無理はない。
「あくまで一般論ですが、CМのイメージ・キャラクターが変わる理由としては、商品の売上げに十分な効果を示さなかったとか、キャスティングされているタレントがスキャンダルや不祥事を起こし、売り上げに悪影響を及ぼすと判断された場合などが挙げられます」(広告関係者)
■スポットワーク事業者にパワハラ報道のCMキャラクターはふさわしいのか?
タイミーはスポットワークで急成長中の企業だ。どうしても思い浮かぶのは、10月31日に『週刊文春』が報じた、橋本の”パワハラ疑惑”だろう。
短期間のうちに8人もの橋本の現場マネジャーが辞めていったという記事にクライアントが敏感になるのも当然で、特にスポットワークの有料職業紹介事業者としてサービスを提供する『タイミー』にとって企業イメージキャラクターの”パワハラ疑惑”は好ましくないはず。ダメージを懸念して起用を躊躇したとしても不思議ではない。
他社の動向を見ても、11月10日、17日に放送された『アサヒスーパードライ(アサヒビール)』が単独スポンサーの人気番組グルメ・バラエティ『ベスコングルメ』(TBS系)でも、それまでオンエアされていた『ドライクリスタル』の橋本環奈編が放送されず、全て吉沢亮(30)のバージョンに変わっていた。
果たしてタイミーは橋本とのCM契約を解消するのか? 同社に「週刊文春」の”パワハラ疑惑報道”の影響と併せて同社に質問すると、22日になって、「お取引先との個別契約に関する内容のため、回答は控えさせていただきます」と広報担当者から連絡があった。
筆者は、てっきり橋本環奈のパワハラ疑惑のほとぼりが冷めるまでタイミーCMは中居正広バージョンでいくものと思っていたが、どうやらそういうわけではないらしい。実際、いつの間にか橋本バージョンのCMも復活していた。タイミーのこの判断が正しかったのかどうか、しばらく様子を見る必要がありそうだ。
(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)
続きを読む
Source: 芸能トピ