大晦日の国民的テレビ番組『NHK紅白歌合戦』が正念場を迎えようとしている。
昨年放送された『第74回NHK紅白歌合戦』は第1部の世帯平均視聴率が29%、第2部が31.9%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)と放送開始以来ワーストの数字を記録。第1部にいたっては、“防衛ライン”とされていた30%を下回った。NHKの関係者が解説する。
「昨年の結果を受けてNHK内部で危惧されているのが、2年連続のワースト視聴率更新です。もしそれが現実のものとなれば、番組内容の大幅リニューアルを巡る議論も起こりかねません。視聴率のカギを握るのは出場歌手ですが、それと同様に重要なのが司会者の顔ぶれです。今年は鈴木奈穂子アナ(42)、3年連続となる女優の橋本環奈(25)、初めて任された女優の伊藤沙莉(30)、去年に続き2回目の有吉弘行(50)ら4人の名前が発表されています」(NHK関係者)
盤石の司会陣に見えるが、NHKの上層部は苦悩しているという。
「有吉を苦手とする視聴者層がいるんですよ。コア層(13~49歳の男女)には人気が高いのですが、毒舌の芸風が受け入れられないのか、紅白が重視する50代後半以降の男女からの支持があまり高くない。この層に対する橋本や伊藤の潜在視聴率(タレント一人で獲得できる予想される視聴率)がおよそ8%と高い数字を維持する一方で、有吉は半分の4%台なのです」(同前)
◆水面下の“3年契約”
有吉が50代以降の層に不人気なことくらい、キャスティングの際に検討していそうなものだが……なぜNHKは2年連続での起用を決めたのか。
「どうやら有吉側との出演交渉の際に『3年連続で司会を任せる』という条件を出していたようなのです。すでにリハーサル日を含めた大晦日付近の有吉のスケジュールが確保されてしまっていたので、起用せざるを得なかったのではないか。しかし、今年もワースト視聴率を更新するとなれば、さすがに来年も、とはいかないでしょう」(広告代理店関係者)
では、誰を司会に据えれば数字が取れるのか。ある制作会社関係者は「局内では密かに『サンドウィッチマン』が推されている」と明かした。
「伊達みきお(50)と富澤たけし(50)はシニア層からも好感度が高く、潜在視聴率はともに10%を超えています。今年の紅白では亡くなった西田敏行さん(享年76)を偲んで、代表曲の『もしもピアノが弾けたなら』や、東日本大震災復興支援ソングにもなった『花は咲く』が歌われる可能性が高い。そのコーナーに、NHKは東北地方とゆかりのある『サンドウィッチマン』を参加させるのではないか、とみられています。『サンドウィッチマン』が期待に応えて数字を稼げば“ポスト有吉”が現実味を帯びてくる」
有吉が来年も司会を任されるのか、はたまた“好感度ナンバーワン”コンビが後を継ぐのか。いずれにしても今年の数字がカギを握ることになりそうだ。
有吉は今年で終了か…低迷する『紅白歌合戦』の次の司会にNHKが推している「人気芸人の名前」
https://news.yahoo.co.jp/articles/402d7cea72cee98e7cf6ac13b6fb7154bf523cf1
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Source: 芸能トピ