同ドラマは第3話で9.9%、第4話9.6%を記録し、“キムタク主演の連ドラで初めての1ケタ台”として業界内外に衝撃を与えたが、「テレ朝以外のドラマ関係者は、新たな木村主演作の企画に意欲的」(スポーツ紙記者)らしい。
■テレ朝局内では“お通夜ムード”
テレ朝の「木曜ドラマ」枠で放送中の『未来への10カウント』は、網膜剥離や妻との死別により絶望の日々を送っていた元アマチュアボクサー・桐沢祥吾(木村)が、母校のボクシング部のコーチに就任して学生たちと関わっていくうちに、生きる気力を取り戻していくというストーリー。
「1990年代後半~2000年代初期頃、木村の主演ドラマは高視聴率を連発。その後、テレビドラマ自体の衰退が指摘されるようになってからも、木村は“2ケタ視聴率”をキープし続けてきたので、常に各局が起用したがっていました。ちなみに、テレ朝『木曜ドラマ』枠では、18年1~3月と20年6~7月に放送された『BG~身辺警護人~』シリーズの主演に抜擢。第1章は全話平均15.2%、第2章も全話平均15.6%という好成績を収めています」(同・前)
一方、『未来への10カウント』は初回11.8%で発進後、第2話で10.5%をマークし、第3話で1ケタ台に転落。第4話はさらに後退してしまったが、第5話以降は再び2ケタ台を獲得している。
「そんな中、とあるニュースサイトが配信した記事では、同ドラマの“打ち切り説”が浮上。当初の予定よりも1話短縮して、全9話で放送する方針に……という内容でしたが、その後、なぜか当該記事は削除されています。“キムタク主演の連ドラで初めての打ち切り説”の真相は藪の中になってしまいましたが、テレ朝サイドが意気消沈しているのは間違いなさそう。
木村自身は視聴率で一喜一憂せず、撮影に集中しているというものの、局内のドラマ関係者は“お通夜ムード”らしいのです。木村は数字を持っているわけですから、それを生かせなかった自分たちの責任を感じているのでしょう」(テレビプロデューサー)
■次回の木村作品はTBSかフジテレビ!?
そんな風に青ざめているであろうテレ朝に対し、他局は新たに木村を起用するための企画を急いで固めているという。
「木村は基本的に、どのような作品に出演するかは自分で決めています。マネジャーや妻・工藤静香とは相談しても、ジャニーズ事務所が勝手に決めてくるということはないみたい。それで、各局とも木村に選んでもらえるような企画を考え、オファーを出すわけですが、今期はテレ朝が勝ったので、他はしばらく様子見か……という感じでした。
しかし、そのテレ朝ドラマが振るわなかった今、他局にとっては木村に振り向いてもらうチャンスとなります。本人が“早めに挽回したい”と考えるところに、新しい企画を持ち掛けやすいし、食いついてもらえる可能性も高くなるからです」(同・前)
ちなみに、木村のドラマ出演はここ20年ほど、テレ朝とフジテレビ、TBSのみとなっている。とりあえず次の“キムタク争奪戦”に参加できるのは、フジとTBSになる公算は高いだろう。
フジは20年1月、開局60周年特別企画のスペシャルドラマ『教場』の主演に木村を抜擢し、21年1月にもその続編『教場II』を放送。かたやTBSは、17年1月期の連ドラ『A LIFE~愛しき人~』や、19年10月期の『グランメゾン東京』で木村を主演起用している。
「現在、フジは『教場』シリーズの新作を、TBSは完全新規のドラマを企画しているそうで、準備が整い次第、木村にオファーを出すとみられます。『未来への10カウント』を最後まで走り抜いた後、木村がどのような作品を選ぶのか注目です」(同・前)
いつかまた、テレ朝ドラマでもリベンジできるといいが、まずは『未来への10カウント』が最終回に向けて盛り上がることに期待したい。
週刊女性PRIME
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Source: 芸能トピ