萩原さんは、『シドニー2000オリンピック』で2種目に出場。200m個人メドレーでは8位入賞、200m背泳ぎでは4位入賞を果たしました。
2012年の引退以降は、東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会のアスリート委員会委員や日本知的障害者水泳連盟副会長などを務めています。
「国の税金使って行ってるのにメダルの1つや2つ……」と言われて
オリンピックシンボルの写真を投稿した萩原さんは、「パリオリンピックが始まり、私のSNSにも心無い言葉が届いています。私自身の気持ちを伝えさせてください」と切り出しました。
「パリオリンピック…沢山の方々に応援していただき、元アスリートとして嬉しく思います。ありがとうございます」と感謝の意を表する一方で、自身の経験について以下のように語っています。
「応援の仕方は十人十色…私は2000年シドニー五輪で4位。悔しくて情けなくてドン底のまま帰国した時、『国の税金使って行ってるのにメダルの1つや2つ取ってこれなくてどうするんだ』と初対面の方に言われました」
「突き刺さる言葉に心が壊れましたが、それ以上に多くの温かい言葉に救われ、私は今、生きていられます」
続けて、「決勝に立てるのはひと握り…そしてメダルを獲得できるのはほんのひと握り。結果が出なくて1番悔しいのは、アスリート本人です…アスリートは目標に向かって必死でチャレンジしています。結果が出なくてもいいや…なんて思っているアスリートはいないんです」と、アスリートの胸中に言及。
「不安や怖さを乗り越え、世界の舞台でチャレンジしているアスリート達に拍手を送ってあげたい…私はそう思います」と精神面を慮るとともにエールを送りました。
最後には、「立場が逆だったらどうなんだろうか、と、言葉を発する前に少しだけ考えてみませんか?」と呼びかけました。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/75095081bf78cee41f4ab38a65ebc8e701fc3e6d
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Source: 芸能トピ