【視聴率】パリ五輪開会式　NHK生中継視聴率は12・2％　テレ朝「SP」は14・4％

　パリ五輪は26日（日本時間27日）、セーヌ川で開会式が行われた。生中継したNHK総合（27日前5・00～同6・33）の平均視聴率は12・2％、午前8時から放送したテレビ朝日「パリオリンピック開会式スペシャル」は14・2％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）だったことが29日、分かった。早朝にも関わらず、高視聴率を記録した。

　瞬間最高視聴率はNHKは午前25分に記録した16・4％、テレビ朝日は午前9時4分の16・3％だった。

　史上初めてメーンスタジアムの外での開催。各国選手団は船に乗り込み、セーヌ川を東から西へ。約6キロのパレードはトロカデロ広場でゴールを迎えた。

　日本は93番目に登場。ヨルダン、カザフスタン、ケニアと同じ船に乗った。雨が降る中、選手団の多くは透明のポンチョに身を包んで笑顔でのパレードとなった。

　大きな注目が集まった聖火の最終点火者は、柔道男子のテディ・リネールと陸上女子短距離で五輪金メダル3個のマリージョゼ・ペレクさん。大きな球体の土台に火をともすと、気球のようにパリの夜空に上がった。

　大トリを飾ったのは、神経系の難病スティッフパーソン症候群で闘病中のセリーヌ・ディオンの復活ステージ。ピアノの伴奏とともにシャンソンの名曲「愛の讃歌」を熱唱し、多くの観客を感動に包んだ。