現在のところ日本で唯一の24時間レースとなるこの大会は、様々なサプライズに満ちていました。その最たるものが、日産系のSUPER GTチームを率いる近藤真彦さんが、
トヨタ自動車の豊田章男会長、ドライバーネーム「MORIZO」選手率いるROOKIE Racingの水素カローラ「ORC ROOKIE GR Corolla H2 concept」で参戦したことでしょう。
近藤真彦さんは歌手、タレントとしてあまりにも有名ですが、自身もKONDO Racing Teamというレーシングチームのオーナー兼監督としてSUPER GTとスーパーフォーミュラに参戦しています。
特にSUPER GTではGT500でリアライズコーポレーション ADVAN Z、GT300でリアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rの2台を走らせ、GT300では何度もチャンピオンへと導いています。
このように、今では監督としての印象が強い近藤さんですが、アイドル時代の1984年に富士フレッシュマンレースでデビューし、
1988年から1993年まで全日本F3選手権(現在のスーパーフォーミュラライト)にも参戦しています。レースの師匠はなんと、元祖日本一速い男の星野一義さん。
近藤さんはル・マン24時間レースにも参戦し、最高位は1995年にNISSAN GT-R LMでの総合10位。SUPER GTの前身である全日本GT選手権でも優勝経験があるなど、タレントのお遊びではない、ガチなレーシングドライバーだったのです。
そんな近藤さんは豊田章男会長の誘いにより、水素エンジンを体験すべくROOKIE Racingから水素カローラでの参戦となりました。その参戦に、日産は気前よく乗ってこいという許可を出しています。
ただし、そこは日産の近藤真彦として、レーシングスーツなどは自身のチームであるKONDO Racing Teamのリアライズカラーで新調しています。
2024年06月02日 12時00分更新
文● 松永和浩 写真●松永和浩 編集●ASCII
メーカーの垣根を越えて近藤真彦が
モリゾウチームの水素カローラで出走!
16年ぶりの耐久レース出場
やっぱりハンドル握って走るのは面白い!
https://ascii.jp/elem/000/004/201/4201861/
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Source: 芸能トピ